今回ご紹介するのは、東京都中央区にある浜離宮庭園です。
大都会のオアシスで、自然と歴史を両方感じることが出来ます。
☑ 浜離宮庭園の基本情報
☑ 浜離宮庭園の見所、おすすめスポット
最後まで読んでいただけると幸いです。
基本情報
MAP(住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1)
✎アクセス
<大手門口>
地下鉄大江戸線「築地市場」(E18)「汐留」(E19)・ゆりかもめ「汐留」下車 徒歩7分 JR・地 下鉄銀座線・地下鉄浅草線「新橋」(G08・A10)下車 徒歩15分
<中の御門口>
地下鉄大江戸線「汐留」下車10番出口 徒歩5分 JR「浜松町」下車 徒歩15分
水上バス(日の出桟橋─浅草)
東京水辺ライン(両国・お台場行)「浜離宮発着場」下船
✎営業時間
9時~17時(最終入園:16時半まで)
✎定休日
年末年始(12/29~1/1)
✎入場料
一般 ¥300
65歳以上 ¥150
(*小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
徳川将軍家の庭園
浜離宮庭園は、江戸時代に江戸城の「出城」としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園です。
「出城」とは
☑ 本城の外の国境などの重要な場所に築いていた城
☑ つまり本城をささえるための城
☑ 縄張りを整えて築かれた独立した城
浜離宮庭園に入るには2カ所入り口があり、1つは「大手門口」、もう1つは「中の御門口」です。
今回私は中の御門口から入園しましたが、庭園の面積自体そこまで広くないので、どちらから入園しても大差はないと思います。
チケットはこちらの券売機で購入することが出来、クレジットカードや交通系IC、バーコード決済にも対応しています。
無事、チケットを入手していざ入園です。
見所スポット解説
300年の松
およそ300年前の宝永6年(1709年)、6代将軍徳川家宣がこの庭園の大改修を行った頃に植えられたものと言われ、現在では都内最大級の黒松となっています。
太い枝が低く張りだし、堂々たる姿を誇っています。
お花畑
お花畑では、春は「ナノハナ」、夏~秋にかけては「キバナコスモス」、「コスモス」が美しく咲き誇ります。
大都会の中にあることで、高層ビル群と咲き誇る花々のコントラストが何とも美しいです。
この時期はキンモクセイも見頃で、独特の甘い良い香りが漂っていました。
新樋の口山
新樋ノ口山は東京湾に面した水門近くの山で、レインボーブリッジやお台場などの臨海副都心を一望できます。
山といってもほぼ小さな丘みたいな感じなので、誰でも気軽に行けます。
東京湾へと繋がる水門も見ることが出来ます。東京湾の水位の上昇に従って水門を開閉し、この後紹介する潮入りの池への出入りを調節しています。
池にはボラをはじめ、マハゼやドロメなどの海水魚が棲んでいます。
実際に私も水面を注視していると、多くの魚が元気よく泳いでいました。
鴨場
園内には2つの鴨場があり、築造はそれぞれ1778年と1791年でその歴史はかなり古いです。
① 水鳥などの渡り鳥がやってくる池に、あらかじめアヒルを放しておく。
② 小のぞきにある木の板を打ち鳴らし、飼い慣らされたアヒルを引き堀におびき寄せる。
③ 餌が貰えるのでアヒルが引き堀に入ってくる。水鳥も連られて入ってくる。
④ 引き堀を挟んで配置につき、静かに待つ。
⑤ 合図で一斉に叉手網(さであみ)で捕獲し、空高く逃げる水鳥に対しては鷹を放ち捕獲する。
要は小のぞきから、水鳥が入ってくるのを注意深く見守っていたわけですね。
鴨場の引き堀の所には入れませんでしたが、実際に小のぞきから覗いてみると、当時の人々と同じ感覚を体験することができます。
潮入の池
江戸時代から続く庭園の中では、都内唯一の海水の池として知られています。
池には先程ご紹介した海水魚をはじめ、池の周囲に配置された岩陰にはベンケイガニなどが棲み、冬になるとキンクロハジロなどの渡り鳥もやってきます。
中島の御茶屋
潮入りの池の中には、江戸時代に実際にあった茶室(焼失により昭和58年に再建)、「中島の御茶屋」があります。
中ではこのように、伝統的なお抹茶と和菓子を楽しむ事が出来、眺めも最高です。
詳しくは下記記事でも紹介してますので、こちらも是非!↓
まとめ
いかがだったでしょうか。
大都会にいながら美しい自然と、江戸時代から続く伝統を両方感じることが出来ます。
池の中にある中島の御茶屋も、日本の良さを再発見できたような気になれると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。