
HSPとは、High Sensitive Personの略で、日本語に訳すと“とても繊細な人”です。日本人の約5人に1人いると言われています。
ちなみに僕自身もHSPであり、日々生きづらさを感じることがとても多いです、、。

本記事では、疲れやすいHSPの僕自身が、
実際に自分のペースで前向きに進んでいけたきっかけとなったドラマ・映画の作品を7つ、ご紹介していきたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
ドラマ編
ドラマは映画よりも気軽にサクッと見れていいですよね!作品にはまれば、仕事が終わってからの楽しみも増えると思いますし、実際に僕自身も活力をもらっていました。
では、さっそくご紹介していきます。
①凪のお暇

まずご紹介したいのは凪のお暇です。2019年にTBSの金曜ドラマ枠で放送されていました。
あらすじ
主人公は都内にある家電メーカーで働く28歳の大島凪(黒木華)で、日々何事もなく平穏に過ごすために常に場の空気を読み 、「わかる!」 と周りに同調することで自分の平和を保っていた。
いつもニコニコ、ビクビク、人の顔色を伺う凪の様子に同僚からは、いじり、“良い意味で” のダメ出し、そして理不尽な仕事をふられ放題の毎日。
そんなある日、付き合っていた彼氏の我聞慎二(高橋一生)からのある一言がきっかけで過呼吸を起こし、心がぽっきり折れてしまう。
それをきっかけに 「わたしの人生、これでいいのだろうか…」 と見つめ直した結果、凪は人生のリセットを決意していく。
主人公の気持ちの変化に勇気をもらえる
皆様お気づきでしょうか。そう、私のブログの名前はこの作品から生まれました。笑
そのくらい、とても影響を受けた作品です。
僕自身が思うこの作品の1番の見所は、主人公”凪”の成長していく姿に勇気をもらえるところだと思います!
凪は物語が進んでいくごとに様々な出会いや経験をし、自らの意思で決断出来るようになっていきます。
たまに失敗もあるけど、前へ進んで頑張っていく姿に僕自身も感情移入し、頑張る勇気をもらっていました。
主人公“凪”の性格が、僕と性別は違えどすごく似てる部分が多かったんです。僕自身も周りの目を気にして、皆から嫌われないよう日々過ごしていたり、ストレスをため込んでしまう事が多かった為、凪と自分を照らし合わせて共感しながら見ることが出来ました。
凪はHSPであると明言はされていませんが、きっとそうした気質があると思いますし、だからこそ感情移入しやすいです。
この作品で出てきた大好きな言葉があります。
「空気は"読む"ものじゃなくて、"吸ってはく"ものだと思うから。」
当たり前なんですけど、とても心が軽くなったというか、そんなに深く考えすぎないでもいいんだなと思えましたね。
他にも色々良い言葉があるのですが、全部書くと長くなるのでここでは割愛します。笑
勿論仕事だけじゃなく恋愛要素もあったり、家族関係の事もあったり、人生全般について色々考えさせられる作品で、とても勇気や元気を貰えるので、お時間ある方は是非見て下さい。
②メンタル強め美女白川さん

次にご紹介するのは、メンタル強め美女白川さんです。2022年4月よりテレビ東京、Paraviで放送されていました。
あらすじ
主人公は25歳会社員の白川桃乃(井桁弘恵)で、「私は私、かわいく、強く」をモットーに周囲の妬みやヒガミもポジティブにはじき返すメンタル強め系美女。
様々なコンプレックスや劣等感、心の傷を抱えた職場の人たちに、優しくポジティブに寄り添う姿が描かれています。
白川さんマインドで気持ちもハッピーに
僕自身が思うこの作品の1番の見所は“白川さんマインドで前向きになれる”です!
前述の通り僕自身もHSP気質があり、自分に自信が持てず常にネガティブに考えてしまう事が多かったんです。
ただ、白川さんは違います。どんなにネガティブな事があっても絶対にポジティブに捉え、自分だけでなく周りの人も笑顔にすることが出来るとっても強くて優しい女性です。
この作品を見てからは、ネガティブな事があったら悪い方にだけ考えるのではなく、白川さんを頭に召喚して“自分なら大丈夫”とポジティブな言葉を言い聞かせるようになりました。
白川さんが放つ言葉の数々に、自分の悩んでいることと多少違かったとしても、どこか前を向けるというか、勇気を与えてくれて、とてもハッピーな気持ちになるんです。
自己肯定感が低いHSPさんには本当におすすめの作品です!
また、“こはならむ”さんが歌っている主題歌の「私の幸せは私が決めるの」もドラマとリンクしてすごく心に響くんです。
特に好きなフレーズがあって、
“大丈夫、大丈夫、深呼吸。そのままのあなたが素晴らしい”
という部分です。大丈夫っていう言葉ってやっぱりいいですよね。大丈夫?ではなくて大丈夫だよって言ってくれる感じがとても安心感があって好きです。
そしてなんと言っても最後の“そのままのあなたが素晴らしい”という言葉。周りの人と比べて劣等感を感じたり、自分自身の不甲斐なさに落ち込む時って、特にHSP気質を持つ人にとってよくありませんか?
でも、あなたにはあなたの良さが絶対にあるし、人間誰しも完璧な人なんていないんです。完璧じゃなくていいんです。
見終わるととてもポジティブ思考が身につくのでおすすめです。
メンタル強め美女白川さんは、1話30分程度なので、仕事終わりとかにサクッと見れるのも魅力ですね。
③ゆるきゃん

次にご紹介するのはゆるきゃんです。知っている方も多いと思いますが、コミック原作でアニメ版や実写版でも放送されていました。
最近のアウトドアブームの火種役とも言われた話題の作品です。
あらすじ
オフシーズンの1人キャンプが好きな日本の女子高生・志摩リン。
ある日ひょんな事から、静岡から山梨へ引っ越してきた女子高生・各務原なでしこに出会う。
なでしことの出会いをきっかけに野外活動サークル、通称“野クル”を結成する所から始まるアウトドア系ガールズストーリー。
山梨県周辺を舞台にキャンプ場でのレクリエーションや野外調理などといったアウトドア趣味の魅力と、それを身の丈にあった範囲で満喫する女子高生のゆるやかな日常を描きます。
とにかく癒やされる
この作品の1番の見所は“クスッと笑えて、癒し要素満載”な所だと思っています。
”ゆるきゃん”というタイトルの通り、とにかくストーリーが“ゆる”くて、いい意味で余分な感情を使わずに気楽に見ることが出来ます。
展開も緩やかに進んでいくのですが、何気ない会話の中でクスッと笑えるような瞬間が多くあります。
個人的には、志摩リンのボソッとつぶやく独り言やツッコミが最高に面白いと思っています。
それぞれのキャラの個性が強いんですけど、リンちゃんの冷静な一言でビシッとしまるし、気づいたら「ふふっ」と笑みがこぼれてるんです。
あとは、キャンプ地での伸び伸びとした開放的な雰囲気が仕事で張り詰めた心を解きほぐしてくれます。
実際に野クルのメンバーとキャンプに行ってるような感覚になり、癒やされますよ!
「キャンプに全然興味がない!」という方も安心して下さい。僕自身も最初はキャンプ自体に全く興味はなく、たまたまYouTubeで実写版が公開されていた時に見てはまりました。
実はゆるきゃんを見てからキャンプにもはまって、アウトドアグッズを揃えてソロキャンやグルキャンに行く位までになりましたね。笑
また、「アニメ版と実写版どっちを見たらいいかわからない!」という方もいるかと思います。
僕個人としては結論アニメ版も実写版もどっちも見てほしいです!
順番は本当にどっちでも良いと思いますが、僕は実写版から先に見て魅力にはまりました。アニメに抵抗がある方は是非実写から見始めることをおすすめします。
このゆるきゃんは実写版の再現度がとても高いので、アニメだけ観た人も一度見てほしいです!
キャラの雰囲気や作品の空気感を現実世界でも楽しむことが出来ると思います。
こんな具合にゆるきゃんは実写でもアニメでもどっちでも楽しめますし、どっちも見てほしいです!
はまること間違いなし。
④天国の階段
続いてご紹介するのは天国の階段です。昔の韓国ドラマで知ってる方は少ないかもしれません。
あらすじ
韓国で最高視聴率45.3%を記録した大ヒット作。
韓国で有名な建築家ハン教授の娘、チョンソとデパートや遊園地を経営するグローバルグループのミン会長の一人息子、ソンジュは時には兄妹のように、時には恋人のように共に安らげる間柄。
しかし、ハン教授と女優のミラが再婚し、チョンソはミラの連れ子であるテファ、ユリと共に5人での新しい生活が始まる。
チョンソは新しい家族と仲良くしようと努めるが、ミラとユリはチョンソに嫉妬し、チョンソからソンジュを奪うために激しい嫌がらせを始める。
ソンジュが海外へ留学してしまい、チョンソはさみしくもつらい日々を送るが、義理の兄のテファが唯一の心の支えだった。
そして数年後―。ソンジュは韓国に帰国し、チョンソと久しぶりの再会を果たそうとするが、そこに大事件が起こる。チョンソとソンジュの、はかなくも切ない恋心は成就するのだろうか?
初めて泣いた韓流ドラマ。韓流好きな人にはおすすめの泣いてすっきりできる作品。
ここにきて韓流ドラマをチョイスしてみました。笑
2003年12月に韓国で放送されていたので、映像は少し古めです。ただ、逆に味があって私は好きです。姉におすすめされて見た所大ハマりしてしまいました。
この作品の見所は、“切ない展開や深い愛の物語で、泣いてスッキリできる”所だと思います。
これから作品を見る方の為に詳細は言えませんが、主人公のチョンソに様々な困難が降りかかります。
ただ、その困難に対して心が折れそうになっても、“愛の力”を頼りに乗り越えていく様子に胸を打たれます。
見ていると切なくて、でも温かくて、気づいたら涙を流していて、全て観終わった後は「もうこれで終わっちゃうのかー、、」といった感じで、良い意味での喪失感がすごかったです。
とにかく物語が壮大で、ストーリーの展開も読み辛く、「これからどうなっちゃうの!?」といった感じで見進めて行くにつれ確実に沼にハマっていくと思います。
この作品が人生初の韓国ドラマだったんですが、日本の作品にはあまりないようなストーリー展開やキャストの演技力の高さなどもあり、韓国ドラマにはまる方の気持ちが本当に良く分かりました。
あと余談ですが、主人公チョンソの幼少期を演じたパク・シネちゃんにもはまってしまい、彼女が出演している他のドラマや映画作品もたくさん見ました。笑(美男ですね、俺のこと好きでしょ、隣のイケメン、七番房の奇跡etc…)
泣くことはストレス解消にも良いと言われています。この作品で思う存分泣いてスッキリしましょう。
ドラマでよく登場する有名なロケ地、韓国のロッテワールドに実際に行った際の記事も良ければ↓
映画編
①サウンドオブミュージック

続いてご紹介するのはサウンドオブミュージックです。世界的な大ヒットミュージカル映画で、知っている方も多いかもしれません。
あらすじ
1930年代の第二次世界大戦直前、舞台はナチス占領下のオーストリアのザルツブルク。
歌うことが大好きな修道女見習のマリアは、いつも院を抜け出しては壮大な山の中へ歌いに出かける。
そんなある日、自由奔放でお転婆なマリアに修道女は向かないと判断した修道院長は、トラップ大佐の邸宅へ行って子供たちの家庭教師になるよう勧める。
トラップ大佐は妻をなくし、七人の子供たちの面倒を見ていたが、海軍式の規律正しい厳格な教育を行ってきた。
遊びや歌を知らない子供たちに対し、マリアは優しく接し、得意の“歌”で子供たち、そして大佐の心までも解きほぐしていく。
しかし、その頃オーストリアではナチスドイツの影が迫っていて……。
雄大な自然とノスタルジックな世界観、そして”音の調べ”に癒やされる
私が友人に「1番好きな映画は?」と聞かれた際にいつも即答するのがこの作品です。
個人的映画No1です。
作品自体が3時間程あるので、長い時間見るのが苦痛に感じる方も多いかもしれませんが、全然飽きずに見れると思います。
“心が疲れたとき、嫌なことがあったときなど、また絶対見に来たくなる”
そんな作品です!
まず、なんといってもザルツブルクの雄大な自然、綺麗な町並みに癒やされます。「いつかは絶対オーストリアのザルツブルクに行って、聖地巡礼したい!」と周囲の友達に何度言ったことか。笑
でもそのくらい綺麗なんですよ!!死ぬまでに絶対行くことを目標に頑張ります。。
次に、トラップ一家の子供たちがかわいいんです!
最初は緊張して素っ気なかったのに、マリアの歌と共に徐々に心を開いていって、素敵な笑顔が増えていくんです。やっぱり子供たちの笑顔って最高ですよね、とてもホッコリします。
そしてなんといっても歌が素晴らしい、素晴らしすぎる。
ドレミの歌やエーデルワイスなど、この作品を見たことがない人でも、「一度は聞いたことある!」という人も多いのではないでしょうか??
つい口ずさみたくなる曲ばかりで、どの歌も優しく包み込んでくれるような温かみがあります。
壮大な世界観とも完璧にマッチして、ミュージカル映画なんですけど、実際にザルツブルクにいると錯覚するくらい引き込まれるし、嫌なことも忘れさせてくれます。
僕自身、仕事で嫌なことがあったり、心に余裕がなくなった時は、この作品を見にきます。
ある意味僕にとって“原点にして頂点”の映画なんじゃないかなーと思います。家族や友達と一緒に見たのも含めて10回は軽く見てるんじゃないかな。笑
でもそのくらい、「また見たい!」と思える最高の映画ですので、是非観て癒やされてほしいです!
②言の葉の庭

続いてご紹介するのは、新海誠監督の作品である言の葉の庭です。
新海誠監督というと君の名や天気の子などを思い浮かべる方も多いと思います。でもきっと新海監督作品が好きな方でしたら気に入っていただけると思います。
あらすじ
両親が離婚し、アルバイトをしながら靴職人を目指す高校生の秋月孝雄。
雨が降ると登校時間を遅らせ、途中にある国定公園に行く習慣があり、その公園のベンチで、朝から缶ビールを飲む素性不詳の女性・雪野由香里と出会う。
二人は決まって、雨が降るとその公園のベンチに向かい、徐々に心を通わせていく。
六月の梅雨の時期が過ぎ、晴れの日が続くとしばらく二人は会えない日々が続く。
夏休みも終わり、二学期になったある日、孝雄は今まで知らなかった雪野の正体を知る。
雨の日に見たくなる作品
この作品は新海誠監督作品と言うことで見るようになりました。
新海監督と言えば、君の名はや天気の子でも、見る人を圧倒するような壮大なスケールの映像美が話題ですが、この作品でも映像美は健在です。
二人が出会う公園は新宿御苑をモデルとしていて、大都会と自然豊かな公園とのコントラスト、雨の織りなす美しさに引き込まれます。
僕たちHSPは、他人の気持ちに敏感である他に、匂いや音、光など、五感に関しても鋭い感性を持っています。
この作品は雨のシーンが多いのですが、雨が降るときの包み込むような静かで無機質な音が、普段は意識してなかったけど実はすごく心良くて、「雨の日最高じゃん」という気分になりました。
雨に濡れて香る新緑の匂いも、画面越しですが伝わってきそうです。
上記であげた映像美はもちろんなんですが、僕が思う一番のおすすめポイントは、
“46分でサクッと素敵な映画が見れちゃう!”所です。
普通の映画なら100分~120分が平均だと思うんですが、この作品はドラマ一話分程度しかなく、忙しくて中々時間がとれない人や長時間集中して観ることが苦痛な人でも、気軽に楽しむことが出来ると思います。
内容も素晴らしく、特にストーリー終盤にかけての盛り上がり方が爽快です。
46分って短いと思うんですけど、その短い時間に全て魅力が詰め込まれています。長い映画だと、「このシーンつまんないな」とか「ここは短くて良いのに」って思う事皆さんありませんか??
その心配は一切必要ありません。
先ほど述べた映像の美しさはもちろんのこと、内容自体も深くて、見ていて飽きないし、僕は毎回最後で泣いてしまいます。(涙もろいです笑)
内容に関しての感想ももっと言いたいんですが、これ以上言うとネタバレにも繋がりかねないので割愛します。
きっと感性が豊かなHSPさんであれば、より魅力を感じられる作品かなと思うので、是非見てみて下さい!
③ちょっと今から仕事やめてくる
最後に紹介するのは、ちょっと今から仕事やめてくるです。小説が原作で、2017年に実写映画化されました。
あらすじ
ブラック企業で働く青山隆(工藤阿須加)は、仕事のノルマが厳しく精神的に追い込まれていた。
そんなある日、疲労のあまり意識を失い、駅のホームから転落しそうになる。
すんでのところで彼を救ったのは、幼なじみのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る謎の男だった。
青山にはヤマモトの記憶は一切なかった。ヤマモトと出会ってから、青山は徐々に本来の明るさを取り戻し、仕事の成果もあげていく。
しかし、ヤマモトにはある秘密があった。その真実が明らかとなるラストに、誰もが涙する感動の物語。
生きてるだけで素晴らしいって事を再確認
この作品の見所は“生きるってどんなに大変で、幸せな事なんだろう”と再確認でき、“命の大切さ”について考えさせられる所だと僕は思います。
僕自身も仕事がうまくいかなかったり、残業が続いて「辛いなー、死にたいなー」と思う時期が何度かありました。
繊細でストレスを感じやすいHSPさんにとって、社会の中で働いて給料を得るって、とても難しいことですよね。でも、自分に厳しいから限界まで頑張っちゃって、気づいたら体を壊してしまう。
心が限界になる前に、この作品を是非見てほしいです。
仕事は日々の生活を彩らせる為の”手段”であって、決して”目的”ではありません。
また、生きてさえいれば人生何とかなるし、自分が思う以上にもっと手を抜いて良いんです。
こんなことが堂々と言えるようになったのは、この作品を見たからかもしれません。見終わった後、あなたは必ず“大切な何か”に気づき、日常の些細な幸せを大切に前を向いて生きていこうと思えるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?本記事ではあくまでも僕自身が見て良かった作品を紹介しています。
今回ご紹介させていただいたドラマや映画を通して、皆様が前向きに日々の生活を送れるよう心から願っております。
生きてるだけで100点満点です。肩の力を抜いてゆるーく頑張っていきましょうね。
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