私は居酒屋が苦手です。居酒屋での大人数での飲み会も苦手です。
HSPの方でこのように苦手意識を持つ方は多いのではないでしょうか?
上手く馴染めず、自分の存在が邪魔だったらどうしようなど、また一人反省会をしていませんか?
居酒屋や飲み会が苦手な理由がたくさんあると思うのですが、その理由を整理したいのと、どう向き合っていけば良いかについて自分なりに記事にしてみました。
HSPさんで共感していただける方は勿論、そうでない方も、こういう人も世の中にはいるんだよー程度で気軽に見ていただけると幸いです。
苦手だと感じる5つの理由
私が居酒屋、大人数での飲み会が苦手な理由は大きく5つあると感じました。
- そもそもお酒が飲めない、美味しいと感じない
- ご飯はゆっくりとおなか一杯食べたい
- 店内の雰囲気がガヤガヤしていて疲れる
- 周りのテンションについていけない時がある
- 帰るタイミングが分からない、言い出せない
これから、それぞれの項目ついて話していこうと思います。
そもそもお酒が飲めない、美味しいと感じない
そもそも私はお酒が全く飲めません。最初の乾杯の一杯なら何とか飲めるレベルです。(サワーオンリーで二杯目からはソフトドリンク)
それ以上飲むと、①頭がガンガン痛くなる ②顔が真っ赤になってボーとしてくる ③眠くなる
これらの症状が現れてきます。
また、飲めても美味しい!とは感じず、普通の炭酸飲料の方が美味しく感じます。(そもそも飲む回数が少なかったり、種類を知らないだけかもしれませんが)
自分の周りのお酒好きな友達は、旅行に行ったとき必ずご当地のお酒を楽しんだりと、美味しさを感じていてとても羨ましいなと感じます。
ご飯はゆっくりとおなか一杯食べたい
お酒が美味しく飲めないだけでなく、居酒屋ではしっかりとご飯を食べることが出来ないのが辛いです。
特に大人数だと、周りに気をつかってしまい注文できなかったり、シェアするときも自分だけ多く取り過ぎていないかが気になって箸が進まないのです。
居酒屋のメニューは大体焼き鳥とか、刺身とかの一品系が多く、がっつりご飯メニューが少ないです。
なので自分は毎回飲みに行くとお腹が満たされた気がせず、更に普通にご飯を食べる以上にお金がかかるので苦手です。
料理メニューがしっかりした居酒屋も中にはあるとは思うので、そういうところでしっかりご飯もお酒も楽しめるところだと良いですね。
店内の雰囲気がガヤガヤしていて疲れる
HSPは五感に敏感で、居酒屋などワイワイガヤガヤしている環境では疲れが増してしまいます。
耳から入る情報が多いと、周りの人の話に上手く注意が働かなかったり、個室とかではなくオープンな店内だと周囲の視線も気になってしまい、落ち着く事ができません。
落ち着く事ができないとご飯も美味しく食べれないし、本当はお腹が減っていたのに、雰囲気だけでお腹一杯になってしまう感覚があります。(伝われーー)
結局飲みが終わって家に帰ると、お腹の音がグーーーとなって、「あ、本当は全然ご飯食べれてなかったんだな」と気づく事が多いです。
周りのテンションについていけない時がある
私は今まで飲んでて気持ちよくなったり、楽しくなった思い出が残念ながらありません。
一度大学生の時に、友人にむりやり飲まされた経験がありましたが、頭が痛くなるばかりが、場ゲロまでしてしまった苦すぎる過去があります。(今では薄れてきたけど大分黒歴史……)
その一方でお酒が好きで得意な人たちというのは、私がたどり着けない境地(?)に至っていて、何でもない話で大爆笑したり楽しそうでした。
私はシラフでテンションを合わせるだけ。それが孤独感を感じてしまい、辛いです。
よくシラフでも酔えるし楽しめまーすという人がいるんですけど、本当に尊敬します。自分はもう周りの雰囲気に合わせすぎて作り笑いばかりになってしまうので。
帰るタイミングが分からない、言い出せない
一軒目でしっかり飲んだ後、大体二軒目どうするか?の流れがあります。
でもそのノリが苦手で、いつも
「一軒目ですんなり帰させてくれ!」「一人にさせてくれ!」
という気持ちになります。
特に大人数だと「行かないやつはつまらないやつ」とか、「行かないとかまじで陰キャすぎだろ」みたいなしょうもないレッテルを張ってくるやつもいます。
HSPは周りの押しにすごく弱いので中々断ることが出来ずついて行ってしまい、更に自分を苦しめることになります……。
自分から「行きません!帰ります!」と言えたら楽なんですけどね。
実際の場の雰囲気がどうしてもあるので心では思っていても中々言いだし辛いんです。
どう向き合っていけばいいか
以上、居酒屋や大人数での飲み会が苦手な理由をお伝えしてきましたが、果たしてどう向き合っていけばいいのかについて自分の経験に基づいて最後にお伝えしようと思います。
結論として、私は無理して行く必要は全くないと思いますし、お酒が飲めなくて大人数に適応できない自分を責める必要は全くないです。
HSPの方だと特に周りに気を遣ってしまい人一倍疲れてしまいますし、お金を払ってまで疲れに行くのはおかしいと思います。
一番大切なのは自分の心のコンパスに従うことだと思います。(ディズニーシーが好きな人はこの言葉にピンと来ましたか?)
嫌だなと思ったら行かなくて良いし、ちょっと気になるし行ってみるかと思うのであれば行けば良いんです。
自分はあらかじめ大人数での飲み会や気の合わない友人がいるときは基本最初に断るようにしています。それが自分を守る手段だと気づいたからです。
そして私もよくやりがちだったのが、
「お酒が飲めない人生はなんて悲しいんだ…」「皆との会話に入っていけない自分はなんて惨めなんだ…」
と自分を責めることです。
お酒が飲めない、大人数が苦手、それは自分が悪いのではなく立派な個性なんです。あなたが心から楽しめるもの、ことは必ずあります。
世界は広いです。もし居酒屋や飲み会の席で上手くいかず自分を責めることがあったら思い出して下さい。
「お酒が飲めないあなたも素敵です。」「あなたの楽しめるものは世界中至る所に転がってるよ」
まとめ
いかがだったでしょうか。
これで励ませたのかは分かりません。ですが同じ経験を何度もしてきた身として少なくとも私はあなたの味方です。辛くなった時はまた私のブログを覗きに来て下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。