たかしん文庫第二弾は、精神科医・岡田尊司さん著、発達障害「グレーゾーン」生き方レッスンという本です。
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今回も読んだ感想について簡単にお伝えできればと思いますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
あらすじ
ときには障がいのある人以上に生きづらさを抱えやすいグレーゾーンと呼ばれる人たち。
グレーゾーンの人がうまくいくためには、特性の理解と共に自分を生かせる「生き方」を身につけることが鍵を握る。
本書はグレーゾーンに多い睡眠や生活リズムの問題から、不安や回避、自己肯定感の低下、愛着障害やトラウマの克服まで、本来の自分とつながるための究極のアプローチを紹介する。
グレーゾーンだけでなく、生きづらさを感じる全ての人に役立つ一冊。
感想
まずこの本は大きく分けて1章~10章の項目からなり、1章読むのに大体10~20分くらいで読めちゃうのでとても読みやすいです。章は以下の通りになっています。
- 1章:睡眠と生活リズムを整える
- 2章:楽しみと心地良いルーティーンを持つ
- 3章:感じの良い人になる
- 4章:心を開き、安全基地を手に入れる
- 5章:自分を守れる人になる
- 6章:こだわりと白黒思考から自由になる
- 7章:不安やネガティブな感情に対処する
- 8章:人生をコントロールする
- 9章:自分自身とつながる
- 10章:全ての苦労が恵みとなって返ってくる
章の中に小項目もたくさんあるのと、作者が実際の臨床場面でのケースをヒントに再構成した事例が登場するので、読んでいて飽きないです。
この本は、実際に発達障害グレーゾーンとして苦しむ人々は勿論、そうした子を持つ親だったり、関わる人にとっても、新たな気づきが生まれるとても素晴らしい本だと感じました。
漠然とした生きづらさについて、最新の知見や論文を交えきちんと言語化されていて、モヤモヤしていた気持ちに整理がつくのと同時に、ではどうやって生きていくべきかについても書かれています。
発達障害といっても、様々な種類、特徴があり、悩みや生きづらさも異なってくると思います。
ただ、1章~10章で本当に様々なケースが登場し、それぞれについての具体的な解決方法が掲示されているので、誰も置いてきぼりにはされません。
また、悩みや生きづらさが多少違っていても、全体に通して言える「生き方の幹」というものが、読んでいくうちに分かっていくと思います。
この本を読むことで、私自身も「もっと気楽でいいんだな」「正直に生きてみよう」と、前向きに考えることが出来るようになりました。
今後も新たな悩みが出てくるかもしれませんが、そうした時にまた手に取って読みたくなるような、人生の教科書のような本だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この本には、HSPの人が抱える悩みや、その悩みに対してどう向き合っていくのかが書かれてあり、生きやすくなるためのヒントが散りばめられています。
是非、皆様にも手に取って読んでいただきたい作品です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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